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【プロ野球】監督の休養は解任?歴代で休養した監督や復帰はありえる?松井稼頭央はなぜ今休養となった?

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2024年5月26日に西武・松井稼頭央監督が休養することが発表され、衝撃が走りましたよね。

プロ野球での監督の休養は実質解任と言われていますが実際はどうなのでしょうか?

歴代でシーズン途中に休養した監督はいるのか、休養した監督が復帰することはありえるのか、なぜ今のタイミングで松井稼頭央監督は休養となったのか気になりますよね。

そこでこの記事では、プロ野球での監督の休養の意味や、松井稼頭央監督がなぜ今休養となったのかについて調査してみました。

ぜひ最後までお読みください。

プロ野球・監督の休養は解任?

プロ野球の世界では、監督の休養は実質解任と言われています。

解任というのは、自ら辞めるというのではなく、本人の意思関係なしに強制的に行われるものとなります。

今回、西武の松井稼頭央さんが休養に入ると発表されましたが、自分から休養したいといったわけではないと思われる(休養の決断をした時期は意識していないと話していた)ため、実質の解任と言えるでしょう。

プロ野球・歴代で休養した監督は?

2014年以降に歴代で休養した監督は以下の通りです。

  • 伊原春樹
  • 森脇浩二
  • 谷繁元信
  • 梨田昌孝
  • 西村徳文

では以下の項目にて休養に至った経緯と代行監督を紹介します。

歴代休養監督①伊原春樹

2014年に西武の監督として就任した伊原春樹さんは、6月4日の時点で20勝33敗の最下位となってしまいました。

そのため、6月4日に無期限の休養が発表され、6月6日より田辺徳雄打撃コーチが監督代行を務めました。

田辺徳雄さんが監督代行を務めてからの西武は43勝44敗の5位で終了し、田辺徳雄さんは2015年に監督に就任しています。

歴代休養監督②森脇浩二

2015年にオリックスの監督だった森脇浩二さんは、6月2日の時点で19勝34敗1分けとなったことで、試合前に休養を発表しました。

森脇浩二さんの休養後は福良淳一ヘッドコーチが監督代行を務めました。

福良淳一さんが監督代行を務めてからのオリックスは42勝46敗1分けの5位で終了し、福良淳一さんは2016年に監督に就任しています。

歴代休養監督③谷繁元信

2016年に中日の監督だった谷繁元信さんは、8月9日に8カード連続負け越し、借金16となってしまったことで休養が発表されました。

谷繁元信さんの休養後は森繁和ヘッドコーチが監督代行を務めました。

森繁和さんが監督代行を務めてからの中日は16勝24敗という結果でシーズンが終わり、2017年に森繁和さんが監督に就任しています。

歴代休養監督④梨田昌孝

2018年に楽天の監督だった梨田昌孝さんは、6月16日の時点で21勝41敗1分の借金20となってしまいました。

そのため、6月16日に休養が発表され、6月17日より平石洋介ヘッド兼打撃コーチが監督代行を務めました。

平石洋介さんが監督代行を務めてからの楽天は37勝41敗の6位で終了し、平石洋介さんは2019年に監督に就任しています。

歴代休養監督⑤西村徳文

2020年にオリックスの監督だった西村徳文さんは、8月20日の時点で16勝33敗4分けの成績により辞任しています。

西村徳文さんから辞任要請があったということで休養とは意味が変わってくるものの、中嶋聡2軍監督が監督代行を務めました。

中嶋聡さんが監督代行を務めてからのオリックスは29勝35敗3分けの6位で終了し、中嶋聡さんは2021年に監督に就任しています。

プロ野球・休養した監督のシーズン途中の復帰はありえる?

プロ野球で休養した監督のシーズン途中の復帰はほぼありえないと言えるでしょう。

成績不振にて休養となっているケースでは、監督に復帰すると言うのはほぼ考えにくいでしょう。

2012年に岡田彰布さんがオリックスの監督を務めていて、シーズン終盤に休養しましたが、2023年からは阪神タイガースの監督を務めています。

休養に入った監督がシーズン途中での復帰はないと考えていいでしょう。

西武・松井稼頭央監督はなぜ今休養となった?

西武の松井稼頭央監督は、2024年は就任2年目のシーズンですが、開幕から2ヶ月(45試合消化)で休養が発表されています。

なぜ今このタイミングで休養が発表されたのか考察をしてみました。

  • 自力優勝の可能性がなくなった
  • 性格が良すぎる
  • 6月に株主総会がある

では、この3つの理由について、1つずつ深掘りしていきます。

松井稼頭央休養理由①自力優勝の可能性がなくなった

2024年5月26日の時点で、西武の成績は15勝30敗とリーグ最下位となってしまっています。

そして、5月18日に行われた39試合目で敗戦してしまった西武は自力優勝の可能性が消滅してしまいました。

監督に就任してから2年目で、しかも39試合目という早いタイミングでの自力優勝消滅ということで、このタイミングでの松井稼頭央さんの休養になったのだと考えられます。

松井稼頭央休養理由②性格が良すぎる

松井稼頭央さんは人当たりの良い性格だと言われています。

そのため、人の悪口を言うことはなく、ネガティブな話題となると言葉をあまり発しなくなるようです。

松井稼頭央さんが優しすぎるがゆえ、試合後のインタビューでも選手の批判はほとんどなく、「なんて言えば良いんだ」と口を濁すこともありました。

松井稼頭央さんの人の上に立つ人間として優しすぎる性格が、チーム内にピリッとした雰囲気を与えられず、プレーでもしぶとさが消えている一因になっているのではと言われています。

松井稼頭央休養理由③6月に株主総会がある

西武球団の親会社である西武ホールディングスの株主総会が6月21日に行われます。

2023年の株主総会では、「チームロン毛」について株主より糾弾されることもありました。

2023年の西武は65勝77敗1分けでリーグ5位としてシーズンを終えています。

2023年から引き続き、低迷しているチーム状況に対するけじめとして、今のこのタイミングでの松井稼頭央さんの休養に至ったのではと考えられます。

西武・監督代行は誰?

休養を発表した松井稼頭央さんに代わり、西武の監督代行を務めるのは渡辺久信GMです。

渡辺久信さんは2008年から6年間、西武の監督を務めていました。

そして、就任1年目ではチーム優勝に導いています。

渡辺久信さんが監督代行となった経緯は、現状打破できるのは渡辺久信さんしかいないと球団が判断したからと言われています。

ほかのコーチではなく、現場から離れているゼネラルマネージャーが代行を務めることになった経緯については「球団関係者と協議して決まった」としたうえで「私もGMとして今の成績に非常に責任を感じていたし、球団からは『この状況を打破していくにはGMしかいない』と言われた」

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240526/k10014461361000.html

監督代行はその後どうなる?

歴代の監督代行のその後を調査してみると、上記でも紹介しているように翌年に監督に就任しています。

翌年に監督を務め、1年後には辞任するというケースが多いです。

最後に休養監督→監督代行として紹介した中嶋聡さんに関しては、2021年よりオリックスの監督を務め、そこからはチームを3連覇させています。

今回、松井稼頭央さんの監督代行となる渡辺久信さんは、監督としての結果を過去に残しています。

そのため、渡辺久信さんが翌年に監督就任する可能性も大いに考えられそうです。

監督の他にコーチは代わる?選手の補強は?

2024年5月29日の時点でコーチについては現在の体制のままと発表されています。また、新外国人選手の補強やトレードについては、まだ何も決まっていないとのことでした。

2024年に補強した新外国人選手の2名(アギラー選手、コルデロ選手)は2軍での調整も続いているということもあり、もしかすると補強の可能性はあるかもしれません。

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